札幌テクノパークの概要
札幌テクノパークは、情報通信関連の産業を新たな都市型先端技術産業として定着させ、次代を担う主力産業に育成することを目的に、札幌市(経済観光局)が全国に先駆けて整備した研究開発型の団地で、開発総面積は、281,620平方メートル(0.28平方キロメートル)あり、その41.6%が公園や河川の緑地として確保されています。
厚別区で、もみじ台団地と野幌原始林とに接し、緑あふれる良質な環境を活かし、1986年に分譲が開始された「第1テクノパーク」には、地場のソフトウェア・ハウスや システム・ハウスが立地し、1988年から拡張分譲された「第2テクノパーク」には、大手・中堅IT企業の札幌開発センターを誘致して立地を進めました。
その結果、「北海道ITレポート」によると、北海道(面積:83,454キロ平方メートル、人口:554万人)内の全IT産業の約12%の売り上げ高が、この小さな札幌テクノパーク内に集中しており、2,000人が働く国内屈指のIT関連企業の集積拠点として発展し、今日に至っています。
この団地では、町内会に相当する「札幌テクノパーク協議会」が組織され、eスポーツ大会、市民向け公開イベント(テクノパークフェスタ)、新年の賀詞交換会など、企業間の交流活動などを行なっています。
第1テクノパーク
- 住所:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目
- 竣工:昭和61年12月
札幌に本社を置くソフトウェア・ハウスやシステム・ハウスなどの、地場のIT企業を中心に、30社が立地しています。
(2024年1月現在)
貸し会議室、駐車場、研究開発に適したレンタルオフィスを備えた公的支援施設である「札幌市エレクトロニクスセンター」もあります。
第2テクノパーク
- 住所:札幌市厚別区下野幌テクノパーク2丁目
- 竣工:平成2年3月
道外・道内に本社を置く大手・中堅企業の札幌における開発拠点や、子会社、関係会社を中心に計10社が立地しています。
(2024年8月現在)
立地企業
A | 札幌市エレクトロニクスセンター |
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B | SOC株式会社 本社ビル(新規ウィンドウで開く) |
CD | DMG MORI Digital株式会社(新規ウィンドウで開く) |
E | 富士通株式会社 札幌システムラボラトリ(新規ウィンドウで開く) |
I | エム・ワイ・エス株式会社(新規ウィンドウで開く) |
J | (SOC株式会社 専用駐車場) |
K | 日本トータルシステム株式会社(新規ウィンドウで開く) |
L | セイコーシステムエンジニアリング株式会社(新規ウィンドウで開く) |
M | 株式会社ラルズネット 札幌オフィス(新規ウィンドウで開く) |
N | SOC株式会社 第2ビル(新規ウィンドウで開く) |
O P |
丸幸ジオテック株式会社(新規ウィンドウで開く) |
Q | 株式会社ASE(新規ウィンドウで開く) |
R | 株式会社エルムデータ(新規ウィンドウで開く) |
S T U |
株式会社エコニクス(新規ウィンドウで開く) |
※実質的にこの区画で事業を行っている企業名のみ掲載しております。